一般社団法人富山県臨床検査技師会

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瑞宝双光章拝受に寄せて

2024.06.10

瑞宝双光章拝受に寄せて

 

厚生連高岡病院 臨床検査部 柴田正信

 

この度、令和6年春の叙勲において、はからずも瑞宝双光章の栄に浴することができました。

令和6年春の叙勲の候補者は、4月下旬に閣議において決定の上、裁可を得て4月29日に発令されました。発令前に関係機関に叙勲候補者として通達されていたので、叙勲に関係する企業からカタログが次々に送られてきたり、営業の方が訪問されたり、新聞社の取材を受けたりと、騒がしい日々が続きました。そして、4月29日が過ぎると、祝電をいただいたり、お祝いの品を持ってこられたりと、受章することで、大変なことになったと思いました。

叙勲受章者は、全国で旭日章984人、瑞宝章3123人で、計4108人が受賞し、県内関係者は54人が選ばれました。瑞宝章は、(公共的な職務に長年勤務し業績をあげた人)が授賞基準となっています。私は、一般検査研究班班長6年間、血液検査研究班班長2年間、社団法人富山県臨床検査技師会副会長10年間と、長年の技師会役員活動が評価されたのだと思います。

叙勲の伝達式は、令和6年5月8日(水)富山県民会館8階で行われました。新田知事より祝辞並びに勲記と勲章の伝達を受け、その場で記念撮影が行われました。

続く翌日は、厚生労働省の勲章伝達式と拝謁の準備のために上京しました。私の予約したホテルには、宴会場がないため貸衣装のモーニングは、事前に予約してフロントに届けてもらいました。そして、翌日に伝達式があるホテルニューオータニの下見をしました。

5月10日は、伝達式と拝謁です。ニューオータニへ行く前に、記念撮影をしてもらうために別のホテルによってから行きました。ニューオータニで富山県職員の待つところに集まり、「鳳凰の間」でオリエンテーションののち勲章伝達式がありました。全国の厚生労働省関係の受章者と配偶者が集まり、国歌斉唱、厚生労働大臣の祝辞、代表者への伝達と続き、拝謁の説明がありました。その後、皇居へは20台のバスに分乗して向かいました。皇居ではバスを降りたのち、整列して「豊明殿」へ向かいバスの順番ごとに奥から詰めて座りました。受章者が全員着席したのち、配偶者がその後ろに着席し、そして、天皇陛下がお出ましになり、受章者代表の挨拶の後、陛下よりお言葉を賜りました。その後、陛下は前列の受章者10名位にお言葉をおかけになり退席されました。私は、前列より5列目ぐらいで間近に拝謁することができました。それから、バスごとに記念撮影をし、その後、ホテルへ戻り着替えて、翌日からの金沢の全国学会参加のため東京駅へ向かいました。新幹線に乗車してようやく緊張がほぐれてほっとしました。天皇陛下に拝謁できてとても感慨深いものがあり、40年余り臨床検査技師として働き続けてきよかったと思いました。

叙勲の栄誉を賜ったことに対し,お世話いただいた社団法人富山県臨床検査技師会並びに、厚生連高岡病院の皆様に厚く感謝申し上げます。

 

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