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令和6年度富山県医学検査学会 参加報告
2025.02.12
令和6年度富山県医学検査学会 参加報告
市立砺波総合病院 尾崎 智恵
令和7年2月8日富山市民病院にて、第49回富山県医学検査学会が開催されました。数日前からの大雪で足場の悪い中でしたが、会場は開始から満席で、追加の椅子も埋まるほどの大勢の参加者となりました。
今年度は例年を上回る17の演題発表がありました。初々しい若手から堂々たるベテラン技師まで、多分野の発表を一気に拝聴することができました。症例発表や生理検査の精度管理など、日頃の努力や工夫、気づきは参考にすべき点が多々ありました。
本学会は若手の登竜門的な学会ですので、若手技師の方には初めての学会発表としてぜひエントリーしてほしいと思います。参加するだけでも、スライドの作り方や話し方などとても勉強になります。
(安心してください。富山には優しい技師さんしか居ませんよ~♪)
特別講演は、「次世代を担う臨床検査技師に期待すること」と題して、日本臨床検査技師会会長「横地 常広」先生 の講演を拝聴しました。人口推計から予想される病院背景や「医療DXの推進」「タスク・シフト/シェア」「日臨技が抱えている問題」など、時間が足りないほどお話ししてくださいました。
これからの検査技師に期待することとして、デジタル化やAIを活用し業務改善や効率化を進め、新たなニーズを作り信頼される検査技師になることが大切であると言われました。自分の病院で課題となっていることは何か把握し、病院経営についても関わって行ける検査技師を目指してほしいということでした。また、先生が日頃「気づき」について心掛けていらっしゃることを2つ挙げられました。
・自分はまだまだ未熟でもっと多くのことを吸収し、仕事ができるようになりたい(自己能力の謙虚さ)
・毎日の日常業務に何か問題がないか疑ってみること(意図的な自己否定)
先生(72歳!年男)が語られた熱い想いを、私(団塊ジュニア世代)なりに考え行動に移して行きたいと感じました。お忙しい中、雪の富山にお越しいただきありがとうございました。