一般社団法人富山県臨床検査技師会

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珈琲ブレイク 2022年10月 <大人の遠足>

2022.10.01

富山市民病院  semorina

 

ヤマメと言う渓流魚をご存知でしょうか?

渓流魚ということで大きな岩がゴロゴロした川の源流や上流域を思い浮かべられるかもしれませんが、意外にも民家のそばを流れる小河川や用水路など、私たちの生活域の流れにも生息しています。

ヤマメは漢字では山女魚と表されます。「渓流の女王」とも呼ばれていますが、「オスでも“女王”?」というところに少し違和感があるかもしれません。背中には黒点、体側には小判型の斑紋(パーマーク)があり、側線は赤みを帯びた美しい魚です。警戒心が強く、釣り落とすと一日釣れないこともあります。

僕は、数年前より渓流釣りを始め、山歩きが好きなこともあり、最初は上流域で主にイワナを釣っていました。遠近両用眼鏡のせいか、平衡感覚の鈍化によるものか、大岩から落ちることが多くなったことから上流域での釣りは控え、引きの強さと美しさから、最近ではヤマメをターゲットとして中流域を釣り歩いています。春は用水路などでえさ釣り、6月からは毛鉤で釣っています。

川の中の地形は変化に富んでいて、石の配置により深さ、流速が異なっています。水面からはわからないため、ヤマメが居着くポイントを予想しエサや毛を流していきます。予想通り魚が出て鉤をくわえてくれればニンマリです。

川の流れの音、野鳥のさえずり、セミの声など聞きつつ、お弁当を持って「女王」に会いに出かけませんか。まずは、橋の上から川をのぞいて見ましょう。

 

  美しいでしょ?  体高のあるヤマメ  時折こんなのにも会えます(イワナ)

 

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