一般社団法人富山県臨床検査技師会

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珈琲ブレイク 2022年5月 <WINTER SPORTSやスキー場を考える>

2022.05.01

WINTER SPORTSやスキー場を考える

 

北陸の冬は雪で覆われ、除雪作業や通勤・通学の混乱があり、あまり良いイメージではないかもしれませんが、今年は2022年北京冬季オリンピック・パラリンピックが開催され、スノーボードの平野歩夢選手やカーリング ロコ・ソラーレ、富山県では、川除大輝選手など多くのメダリストが誕生し、大いに盛り上がったのではないでしょうか?

ウィンタースポーツを楽しむのに思い浮かぶのは、やはりスキー場でしょうか。富山県のスキー場は、現在以下の8スキー場となっています。

ネット上では、「追憶のゲレンデ(http://old-skier.seesaa.net/)」なるサイトがあり、営業中止や廃業・廃止となってしまったスキー場を訪問し・紹介しています。

かつて営業していた富山県のスキー場も紹介されていました。

・閑乗寺スキー場 ・牛岳ユートピア ・スノーバレー利賀 ・OMサンタの森

・猿倉城址公園スキー場 など

自分も9年前、スノーバレー利賀の営業終了間際に滑りに行きましたが、「いいスキー場なのにもったいないなあ」と感じた次第です。

日本生産性本部が発行するレジャー白書によると、1998年には1800万人を数えたスキー・スノーボード人口は2020年には430万人まで縮小。リフトなどの業界団体である日本鋼索交通協会の調査では、20年1月に467カ所だった国内のスキー場はその後の2年間で30カ所が休廃業したそうです。

国も2018年平昌オリンピック、2022年北京オリンピック開催は、国内外からのスノーリゾートへの来訪を取り込む大きな契機とみこんでいましたが、世界的なコロナ禍のため、インバウンド効果は見込めなくなっています。

一方、滋賀県米原市にある「グランスノー奥伊吹」というスキー場は、入場者数が2シーズン連続で過去最多を更新したそうです。京阪神・中京圏からのアクセスの良さと、標高の高さからの雪質の良さもあるとのことですが、スキー不況が叫ばれている産業の現状を打開し更なる発展へと繋げていく為に、先端技術を取り入れた積極的な設備投資を行っているとのことです。まさに経営者の努力の賜物ではないかと考えます。(https://mainichi.jp/articles/20220411/k00/00m/020/210000c

スキー場の営業中止や廃業・廃止理由は、様々であると思いますが、雪不足・経営難が多いように感じます。また現在国内で営業しているスキー場の約半数は自治体が経営に関与しているそうです。なんだか“医療現場、臨床検査業界に通じるもの(似ている)がある気がする”のは私だけでしょうか。

とにもかくにもWINTER SPORTSが今後も日本で盛り上がっていくためにも、これ以上スキー場が少なくならないことを祈るばかりです。

 

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