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開催・報告・お知らせ
珈琲ブレイク 2023年1月< darning(ダーニング)>
2023.01.01
darning(ダーニング)
富山大学附属病院 上野由美
ある日、心電図検査の電極をつけようと患者さんの足元をふと見ると、
「カラフルに繕われた靴下」が目に入りました。
『 darning(ダーニング) 』
- 履きこんですり減った靴下
- お気に入りのニットに開いた穴
- 洗っても落ちないシミ汚れ…
それらを針と糸で修繕するヨーロッパの伝統的な針仕事です。
昨年、このダーニングのことを知り、とっても気になっていたことを思い出し・・・
購入してしまいました!(形から入るタイプです)
この作業に欠かせないのがキノコ型の道具、
「ダーニングマッシュルーム」といいます。(下図1)
これに生地を被せてちくちくと縫っていくわけです。
※お玉や、ガチャガチャの丸いケースなどでも代用できます。
ダメージに合わせていろいろなダーニング手法があります。(下図2)
ちょっと余った毛糸や、刺繍糸を使って、
リボンやビーズなんかを組み合わせても
かわいらしくなります。
繕った跡を目立たせないようにというのが従来からの方法ですが、
あえて修繕部分を隠さず、「装飾にしてしまおう!」という装飾ダーニング。
これまで、穴が開いてあきらめていた衣服も、
こうやってダーニングすることで、さらに自分好みのものへ変化し、愛着が湧いてきます。
ダメージを受けた衣服を捨てるのではなく、新しく生まれ変わらせていく「ダーニング」を試してみませんか。