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開催・報告・お知らせ
令和6年能登半島地震災害支援活動報告
2024.02.13
富山大学附属病院 検査・輸血細胞治療部 横田綾
この度の地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。
富臨技の初動が私達に伝わってきたのは、元日18時過ぎの澤井副会長からの安否確認メールでした。南部会長を始め富臨技幹部の方々の激務スタートです。
1月7日には富臨技災害対策本部が設置され、支援者の募集が始まります。1月13日の急性期DVT検診支援に当部の技師が行くと決まったのは1月11日。それから2月11日の終了までに延べ18名が支援活動に参加させて頂きました。
初日のチームは5名。発災からまだ2週間経っておらず、本当に手探り状態での出発でした。TV報道で見る道路状況は悪く、余震も心配。トイレは?コロナは?帰れないかも?どこの避難所に行くの?それでも「8時までに石川県庁に行って日臨技の人と接触する。」という指示を受け、富臨技ジャンパーを持って出発しました。
避難所では、問診、血圧測定、下肢静脈US、弾性ストッキング指導、採血、測定(Dダイマー、血糖、PT-INRなど)を行い、DVT陽性率は10~20%と高率でした。
能登高等学校書道部の書の一部です。
全国津々浦々から災害支援者が集っていました。その一人として活動させて頂けたことに感謝します。そして、救援と復旧の作業が速やかに進むことを心から願っています。