一般社団法人富山県臨床検査技師会

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開催・報告・お知らせ

富山県第1回タスクシフト講習会が行われました

2022.06.11

JCHO高岡ふしき病院 西村直子


 当初予定していた2月が延期になり、今回2022年6月5日に開催することができました。参加人数は最大の60人であり、20人ずつ3グループに分かれて行われました。内容はコンテンツが3つあり各120分です。

 コンテンツ1、静脈路確保、造影剤注入、成分採血
佐藤慎哉看護師(富山大学)が教えてくださいました。実習用の血管を使って2人1組で行います。私は留置針や三方活栓を触ったことがなかったため、今回の実習で仕組みを理解することができました。

 コンテンツ2、持続皮下グルコース検査、カニューレの吸引喀痰検査
若林世恵看護師(富山大学)が教えてくださいました。グルコース検査は、20人のうち立候補した2人がリブレという 機器の被験者になることができます。私は機器を腕に装着してもらったことで自分の血糖値変化を知ることができました。

 コンテンツ3、直腸肛門機能検査、消化管内視鏡検査、誘発電位検査
田畑敏医師(市立砺波総合病院)が教えてくださいました。内視鏡検査の実習は4人1組で行います。生検鉗子の取り扱いとホルマリン固定を行うために、5本の指をすべて使わなければいけませんが、私は自分の右手が思い通りに動かないことを痛感しました。

 朝の9時から受付、9時30分からオリエンテーション、10時から1コンテンツ、12時お昼休憩、13時から2コンテンツ(休憩あり)、17時過ぎに終了でした。1日しっかり講義と実習を行うため、ややハードに感じますがとても充実した1日です。WEBの講義よりも実習を受ける方がわかりやすいと思いました。

 参加された皆様、お疲れ様でした。講師をしてくださった先生方、ありがとうございました。前日や当日朝の準備や後片付けをされた実務委員や協力委員の方々のおかげで、無事に第1回目が終了しました。感謝いたします。

 今回受講できなかった方々は次の講習会にぜひご参加下さい。

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